【効果的学習法】確実に吸収する読み方と都内必見の本屋紹介

世の中は教養ブーム。教養を身につける方法の筆頭が「読書」である。読書をするとたくさんの知識を得ることができる。知識が増えるとどのような良いことがあるのか。

 

読書のメリット

想像力が増す

知識が増えるということは、考える幅が広がることを意味する。

 ユヴァル・ノア・ハラリ(サピエンス全史著者)は「人間の特長は、無いものを想像する力があることだ」と述べている。人間は豊かな想像力を駆使して、技術を高め発展を遂げた。今後、より良く生きてゆくためには、さらに高次の想像力が求められる。

 

人生全体における時短

 人間が一日に使える思考力・判断力・表現力は制限があると言われている。平均的なアメリカ人が物事を選択できる回数は1日あたり70回であるという研究も出ている。我々は、無意識に選択肢を減らすルーティーンを作る必要がある。読書は人生における時間短縮に他ならない。基礎知識が定着すると、有用なものと無用なものの判別が無意識にできる。

 そうすることで、思考力・判断力・表現力をより自分が必要としたことに注ぐことができる。

「知」は人生を豊かにする

 知識が増えると、物事に触れたときのアイデアの広がり方が豊富になる。アンテナ(感性)が鋭敏になり、そこら中に転がっている物事に対して「疑問」や「面白さ」を見出すことができる。

 質の高い実践は、質の高い知識に基づいて行われるものである。

 

 

 

読書方針

1冊の本と接する前に、読書に対する自分の指針を定める。基本方針は以下の通り。

・本屋を「図書館」のように使う

9割の本は立ち読みで事足りる。通常の本であれば、立ち読みでそのエッセンスを吸収することができる。ただ、常識の範囲内で行うことを前提としている。あくまでも買うに値するのかを見定める作業であるという意識を忘れずに持っておく。

・「購入」に値する本を見分ける

手元に置いておきたい本とは、どのようなものだろう?自分にとって本当に必要な本なら、内容が伴っている確信から、存在そのものが良く作用する。良質な本は、「御守り」としての役割も果たす。例えば、その表紙を見ただけで、その本がデスクに置いてあるだけで、パフォーマンスが向上することがしばしばある。そんな本となる可能性があるなら、購入すべきだ。私はそれを基準に購入する本を選んでいる。

 

確実に定着する読書法

タイミング

本には読み時がある。自分の置かれた状況、必要感、興味を持っている瞬間に読むだけで、圧倒的に定着率が異なる。「読みたい」と思った瞬間に読むことを心がける。

あとは何より、「本との出会い」である。現実の書店へ行き、自らのアンテナを頼りに自分の足を使って本を発見すること。

 

目次で狙いを定める

端から端まで読もうとしない。その本の内容まるごと興味があるなんてことはなかなかない。だから目次をめくり、目を引いた部分だけ読む最初から読むと、自分が本当に知りたいところに行き着くまでにエネルギーが消費してしまう。目次を見て、ターゲットを絞り、読みたいところだけ確実に吸収する。読書は自分勝手に読むほうが断然入ってくる。

今自分が必要とする部分を抽出して読む。

 

議論できるレベルで読む

文章を追っていくだけの読書は吸収しているようで、そうでない場合が多い。後に、どんな本だった?と問われたとき、簡潔にでも自分の言葉で説明することができるだろうか?効率的な方法としては、上品に言えば、「本と対話する」ことである。しかし私は「文章と殴り合う感覚」で読んでいる。(本当にそうか?いや、自分はこう考える。この前読んだ本には、こう書いてあったが…。)

 

アウトプットする

これが最も肝心な作業である。アウトプットとは知識を外に出すこと。その際にはどうしても、学んだことを自分の言葉や思考回路に変換し直さなければならない。この「変換」こそが自らの知識として再生産されることになる。アウトプットは、ノートに書き出す、人に話すといった方法が考えられるが、個人的には「マインドマップ」を作成することをおすすめする。

マインドマップは自分の思考回路そのものをアウトプットし、なぜそのように考えたのかという思考の道のりまで可視化することができる。その名の通り、オリジナルの「思考の地図」である。上手く活用すれば、効果は計り知れない。マインドマップの書き方については別の記事でまとめる。

 

リアル書店の未来

今、Kindleなどの電子書籍が主流となってきているが、リアル書店は、当分廃れないと考えている。なぜなら、現実世界で自らの足を使って得る体験は強大だからである。

実際に本屋にいくと、独特の空間、本が集まったときに発せられる匂い、一挙に立ち並ぶ本棚を見たときのドキドキ、ワクワク感。電子書籍が我々の五感をフルに震撼させる機能がない段階では、リアル書店の存在意義もまた、色褪せることはない。

 

都内必見の書店

そして、個人経営の本屋は素晴らしい。あまり広めたくないが、都内オススメの本屋はこちら。

下北沢 B&B

サブカルチャーの聖地下北沢にある、お酒が飲める本屋。ほろ酔いだからこそ生まれる感性を頼りに本を探すと、普段出会えないような気になる本に出会うことができる。公式サイトhttp://bookandbeer.com/

 

赤坂六本木 双子のライオン堂

もともとはネット古書店から始まった、店主のこだわりで溢れている本のセレクトショップ。「ほんとの出会い」「100年残る本屋」をモットーにオープンした。店内に並ぶ本は、様々な専門分野に特化した一度も見たことのない本ばかり。公式サイトhttps://liondo.jp/

 

渋谷 Shibuya Publishing &booksellers

最近注目のスポット「奥渋」に佇む書店。ガラス張りのスタイリッシュな外装で、入ってみると実用的でエネルギー溢れる幅広いジャンルの本が立ち並ぶ。奥は出版系の仕事部屋となっており、本を愛する人たちで支えられているような本屋だ。公式サイトhttps://www.shibuyabooks.co.jp/

 

Thank you.

 

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